薬剤師の問題点
薬剤師の現在抱える問題点は、まずは何といっても、今後薬剤師の数が過剰になる恐れがあることです。
現在のところ、薬剤師の数は人口1,000人に対して1.21人いるという状況です。
これは、先進国の中でも最も高い数字です。
一方で人口動態としては、少子化により子どもの数も減少し、人口が増えていくということは考えにくい現状があります。
そのため、現状でも薬剤師の数が多い傾向にある上に、今後はさらに薬剤師を必要とする絶対数は減少していく一方で薬剤師の数は増えていくという状況へとなっていくことが予想されます。
厚生労働省の薬剤師問題検討会の報告書「薬剤師需給の予測について」が2002年に出されましたが、これによると、早ければ2006年には需要が頭打ちの状態となり、2037年には薬剤師の数は36万人になる一方で需要は23万人となり、数字の上では13万人が、薬剤師の免許はあるけれど必要とされないという状況になると報告されていました。
にもかかわらず、大学側では少子化で減っていく学生の数を何とか確保しようと、様々な学部の新設が相次いでおり、薬学部も新設する大学があります。
そのため、将来的にも薬剤師は増加傾向にあるといえます。
こうした現状を憂いて、厚生労働省では新たに、「薬剤師需給の将来動向に関する検討会」を組織し、薬剤師の過剰について懸念する表明を出しました。
薬剤師になるための大学は6年制となったので、このことにより一時期、新卒薬剤師は減少するかもしれません。
ですが、それも一時的なもので、またすぐに増加傾向へとなっていくことでしょう。
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